9月は、防災月間ということで、粕屋北部消防署の消防士さんにお越しいただき、救命救急講習を行なっていただきました。
なぜ9月は防災月間なのでしょうか。
実は大正12年9月1日に、およそ10万人以上の死者、行方不明者をだした関東大震災が発生しました。
その大惨事を忘れないため、9月1日が防災の日と定められています。 また、台風の被害が多い時期であることから、9月を防災月間としているそうです。
備えよ常に。
開会式

本日のメインゲスト。粕谷北部消防署の消防士さんに早速講座を行なっていただきました。

この日教えていただいたこと
①人が倒れていた場合の対処法
②心臓マッサージの重要性
③心臓マッサージのやり方
④AEDの使い方
①人が倒れていた場合の対処法
まず、意識を確認して人を呼ぶ。そして呼吸を確認して、呼吸をしていなければ、すぐに心臓マッサージをする。ということを学びました。
この「人を呼ぶ」が後でとても重要になってきます。
②心臓マッサージの重要性
心臓は止まってからおよそ3分〜4分で体の機能にダメージが発生するそうです。ですが、救急車が要請をうけてから、現場に到着するまでにかかる時間はおよそ8分。(全国平均)
そう。3分〜4分のリミットに間に合わないのです。
そこで、重要なのがその現場にいる人が行う心臓マッサージなのです。
「僕がこれまで救出してきた心停止の方およそ100名のうち、今も元気に暮らしている方はたったの3名」
その3名の方はいずれも、現場で心臓マッサージをしてもらえたため命を落とさずに済んだとのことでした。

いかに心臓マッサージが大切なのかを、この話を聞いてスカウトたちも感じたと思います。
③心臓マッサージのやり方
ダミーの人形で心臓マッサージのやり方を学びました。
マッサージする場所、強さ、テンポ、それから重要なのが絶え間なくマッサージすることです。

みんなで2分間、マッサージし続けましたが、一生懸命2分間絶え間なく、は本当に大変。途中スカウト同士で交代しながらなんとか2分間絶え間なく行えましたが、これが1人だったらとても大変だし、疲れてしまって絶え間なくマッサージできないかもしれません。

なので、意識を失った人を見つけたら、まずは「人を呼ぶ」ことが大切になります。たくさん人がいると、みんなで交代して救急車が到着するまで、絶え間なくマッサージすることができるからです。

④AEDの使い方
最近、公共の場所でもよく目にするようになったAED。スカウトのみんなも見かけたことはあったけれど、その使い方までは知らなかったので、今回しっかり教えていただきました。

最後は、この日の講習で学んだことのおさらいです。
倒れた人を発見してから、救急車が到着するまで。
をみんなで練習しました。
スカウトたちは、半分遊び感覚で楽しそうにしていましたが、この体験を通して感じたことや気づきが、きっと後々緊急の時に役立つはずだと思います。
今回の救命救急講習。
スカウトのみならず、参加した私たち保護者にとってもすごく学びのあるひとときでした。
最後は、消防士さんへの普段なかなか聞くことができない質問タイム。
スカウトたち、こぞって色々と聞いておりました。
粕谷北部消防署の消防士さん、お忙しい中とても楽しく学びある講習をありがとうございました。

後半は、デンリーダーのみなさんによる三角巾を使った救急処置の講座です。

あれ?これで合ってるのかな??
ワイワイしながら、何とか装着完了。

スカウトのチーフも少し小さいけれど、三角巾としていざというときは役立ちそうですね!

日頃、カブ隊でも準備している「救急箱」の中身。
何が入っていて、どういう用途なのかをみんなで確認しました。

最後は、新しく仲間になってくれたスカウトの入隊式です。
この日のために覚えてきた、カブ隊のやくそくとさだめ。しっかり言えましたね!
閉会式でみんなにチャレンジ章のワッペンが配られました。

ちょうだいちょうだい!笑

よく頑張りましたね!
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